大阪府の中原徹教育長が、立川さおり教育委員に対して威圧的な発言をしたパワハラ行為が問題になっています。 この件について、発言する保護者ネットワークfrom大阪として、大阪府教育委員会に以下の申入書を提出して教育長の辞任を要請しました。


私たち保護者が望んでいるのは、
子どもに寄りそう議論ができる教育委員会運営です。
――― パワハラ行為をした中原教育長の辞任を求めます ―――

大阪府教育委員会 中原教育長 殿

2014年11月13日     .
発言する保護者ネットワーク from 大阪


 立川さおり委員が、中原徹教育長から議会答弁を巡って威圧的な発言を受けた件で、中原教育長の辞任を求めます。


認定こども園の3歳児学級 上限について

 私たち保護者は、本件が、認定こども園に関する決定をめぐって起こったことに、大きな失望と怒りを感じています。
そもそも、本件は、認定こども園の3歳児学級の上限を、25人から35人に引き上げる知事提案について、中原教育長が「代決」したことが発端です。
 これに対し、立川委員の「委員である前に3歳児の母親の立場として、より少人数が理想だと思っている。嘘は言えない」との反対意見は当然です。
 実際に、3歳児に関わったことのある大人であれば、多くの人が、1学級35人の3歳児を1人で担当することの危険性に気付いています。命に関わる事故が起こるかもしれない、これほど重大な事柄について、教育委員会内で議論をつくさないばかりか、こうした立場からの意見を威圧するなど、教育長としてあってはならないと考えます。


教育長のパワハラ発言について

  報道によれば、認定こども園に関わる立川委員の反対意見に対し、中原教育長は、「何のためにそんなことを言うのか」と問い、「子どものため」と答える立川委員に対し、「誰のおかげで教育委員でいられるのか」などと詰め寄ったとのこと。
  私たちは、「子どものため」に議論する教育委員会を求めています。
  今回、パワハラの指摘を受けている発言内容が、報道と多少ニュアンスの違うものであったとしても、子どもの環境より自身の面子や知事の立場を重視する姿勢が背景にあり、それが威圧的な言動につながったのであれば、教育長として、さらに教育委員として不適格であると言わざるを得ません。 


松井知事の会見での発言について

 本件で、教育長がいったん辞任を示唆した直後、松井知事は、会見で、「辞任すべきは『組織決定』を軽視した立川委員の方である」という趣旨の発言をしました。
 しかし、本件には、そもそも「組織決定」といえる過程はなく、認定こども園の学級定員という重要事項にも関わらず、教育長による「代決」がなされたものです。
 また、教育委員会は、本来であれば、委員同士が対等な立場で議論に参加すべき組織です。知事は、こうした問題が噴出した時点で、あるべき議論がなされていないことを問題にすべきであって、軽々に誤った組織論を教育委員会に押し付けるべきではなかったと考えます。
 松井知事の発言は、立川委員への誤った批判であるばかりか、教育委員会という組織のあり方についての認識不足を示すものです。


第三者を含む調査委員会の設置について

 11月7日の教育委員会議において、本件についての第三者を含む調査委員会の設置を決定したとのこと。
 本件で、私たちが垣間見たのは、パワハラ以前の問題として、教育委員会が自由闊達な意見交換の場になっていないという現実です。
 別紙のとおり、私たち現役子育て世代から、多くの疑問や不安の声が出ています。
 他の事案も含めた教育長のパワハラ行為について、徹底的に調査し、事実を明らかにするとともに、この調査を機に、教育委員会が子どもに寄りそう議論が行われる場として機能していくことを希望しています。 


保護者の声を、お聞きください

● 立川委員への暴言も許しがたいですが、中原教育長の発言のほとんどが、教育現場やそこに通う子ども達に対しても、全く心の無い人物であるということが明白だったことに愕然としました。未来を担う大切な子ども達のために教育長の辞任を希望します。
(大阪市淀川区保護者)

● 中原教育長の立川委員に対するパワハラ発言問題ですが、「都議会ヤジ」の時の様な後味の悪さを感じています。どう考えても、保護者として、パワハラ発言した中原教育長が職務を続行するのは受け入れられません。
  同じ女性として、立川委員には頑張って欲しかったのですが、報道映像からの推察では精神的なダメージが大きいのではないかと案じています。パワハラを言った教育長と言われた教育委員が同じテーブルで顔を合わせて、きたんのない意見を出し合えるとは到底思えません。大変残念ですが、教育委員会は「覆水盆に返らず」の状態だと思います。
  中原教育長のパワハラはこれまでにもあったのではないでしょうか?他の委員もそれを許す空気を作っていたのではないか?と疑わざるを得ません。
  教育委員会の第三者委員会を設置するぐらいなら、一旦教育委員全員を解任し、一新しないといけないのではないか?と思います。高潔で公平な判断が出来、大阪の教育を熟知し、教育現場での経験豊富な人等を厳選し直した方が良いのではないでしょうか?
  認定こども園の定員の件も松井知事と中原教育長が画策し、教育委員会で話し合わずに決めようとしていた事がインターネットに出ており、不信感しかありません。
  選挙の時に維新の会は「大阪の子どもを笑顔にする」と声高に訴えていましたが、それからは程遠い教育政策になっており、嘆かわしい事です。
  大阪の子ども達の為に早急な改善を望みます。(大学生、高校生を持つ母親)

● 大阪市でPTA役員も務めております小学校児童の母です。
  今回の立川委員へのパワーハラスメントに関する一連の報道を読み、中原教育長と、その行動を支持して立川委員を貶めた松井知事に対し強い怒りを感じ、抗議いたします。
  そもそも、教育委員に一般主婦を採用した経緯は子どもをもつ保護者の意見を教育現場に反映することが目的だったのではないでしょうか。それなのに、意見を言ったら「組織に反する」では、採用の経緯自体が、政治的キャンペーンであったと疑われます。子どもを政治キャンペーンの犠牲にしないでください。
  中原教育長の辞任を心より強く求めます。

● 教育を子ども達の成長ととらえず、目に見える進学実績や、物言わず自分たちに都合のいいように動く駒のようにしか考えない中原教育長、また、彼を推した松井知事・橋下市長のせいで、大阪の教育は分断され、教員の質も数も著しく低下しています。
 大きな損害を受けている保護者の一人として、一刻も早い辞任を切に願います。
(府立高校生の保護者) 

  

いろいろな意見表明や取り組みをしています。
詳しくは、ホームページ をご覧ください。

 
 
 
 
 



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